「今日は、思いきり泣ける映画が観たい——」
でも、数ある作品の中からどれを選べばいいか迷ってしまうこともありますよね。
この記事では、Amazonプライムで今すぐ観られる“泣ける洋画”を10本厳選してご紹介します。
家族愛、実話に基づく感動作、音楽をテーマにした作品など、
涙腺を刺激するストーリーばかりを集めました。
どれも追加料金なしで視聴できるプライム特典対象(2025年6月時点)作品なので、
「観たい」と思った瞬間にそのまま再生できます。
疲れた夜、心を癒したいときに。
あなたの胸にそっと残る“涙の名作”が、きっと見つかります。
Amazonプライムで観られる泣ける洋画10選
以下の10作品は、どれも心を揺さぶる“泣ける洋画”たちです。
特に順位はつけず、順不同でご紹介します。
最強のふたり(原題:Intouchables)
あらすじ:
パリに住む大富豪フィリップは、事故で首から下が動かなくなり、介護が必要な生活を送っていた。
ある日、彼の元にやってきたのは、スラム出身の無職青年ドリス。
まったく価値観の違うふたりは、やがて思いがけない友情を育んでいくことになる。
実話をベースにした物語で、ユーモアと温かさ、そして生きるエネルギーに満ちた一作です。
泣けポイント:
「境遇も、生まれも、考え方も違っていい。人は、出会いで変わる。」
社会的な“枠”や“差”を超えて、
人と人との本質的なつながりがこんなにも強くて優しいのか、と気づかされる作品。
フィリップの静かな孤独に、ドリスのぶっきらぼうな優しさが光ります。
笑って泣ける“実話”という説得力が、何より心に残ります。
CODA あいのうた(原題:CODA)
あらすじ:
ルビーは、漁師の両親と兄と暮らす高校生。彼女以外の家族全員が聴覚障害を持つ中、唯一“聞こえる”存在として、幼い頃から通訳役を担ってきました。
そんな彼女が学校で出会ったのは「歌」という新たな表現。音楽の世界に惹かれる一方で、家族と過ごす時間、家業の手伝いとの両立に悩み、心が引き裂かれるような葛藤を抱えることになります。
泣けポイント:
「家族のために夢をあきらめるべきか」「自分の人生を生きるとはどういうことか」。
ルビーの選択をめぐる繊細な心の動きと、それを見守る家族の無言の愛情が、静かに、でも確実に涙を誘います。
なかでもクライマックスの“音が消える”あの場面は、視覚と沈黙だけで感情を伝える名シーン。
家族愛を描いた映画はたくさんありますが、こんなにも誠実で、やさしさにあふれた作品にはなかなか出会えません。
ワンダー 君は太陽(原題:Wonder)
あらすじ:
生まれつき顔に障害を持つ10歳の少年・オギーは、長い間ずっと自宅学習で過ごしてきました。
しかし5年生になったある日、ついに普通の学校へ通い始めることに。
クラスメイトの視線や無言の偏見、初めての友だち——小さな世界の中で、オギーは自分らしく生きる強さを少しずつ育てていきます。
泣けポイント:
この映画が涙を誘うのは、決して“可哀想だから”ではありません。
オギーの勇気はもちろん、彼を見守る家族の愛、葛藤する姉、変化していくクラスメイトたち。
誰もが「大切にされたい」「理解されたい」と願う気持ちが、登場人物それぞれの視点から丁寧に描かれています。
ラストのスピーチは、思わず頷きながら涙がこぼれてしまう名シーンです。
素晴らしきかな、人生(原題:Collateral Beauty)
あらすじ:
ニューヨークの広告代理店で働くハワードは、最愛の娘を亡くし、深い悲しみの中で心を閉ざしてしまいます。
職場にも姿を見せず、彼が向き合っていたのは「愛」「時間」「死」という抽象的な存在。
彼はそれぞれに手紙を書き続ける日々を送っていました。
そんなある日、彼の前に“その3つ”を名乗る人物たちが現れ、彼の世界が少しずつ動き始めます。
泣けポイント:
「愛」「時間」「死」——人が生きるうえで避けて通れないテーマが、静かで優しい語り口で心に染みてきます。
一見ファンタジーのような構成の中に、人生の痛みや喪失にそっと寄り添う言葉のあたたかさがあります。
終盤、ハワードが自分の心と真正面から向き合う瞬間には、
観る人それぞれの悲しみや過去と重なって、自然と涙がこぼれるはず。
「それでも人は生きていける」と静かに教えてくれる、再生の物語です。
ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(原題:The Big Sick)
あらすじ:
シカゴでスタンドアップコメディアンとして活動するクメイルと、大学生のエミリー。
異文化間の恋愛に戸惑いながらも関係を深めていくふたりでしたが、突然の出来事が彼らを引き裂きます。
エミリーは原因不明の病に倒れ、昏睡状態に——。
クメイルは彼女のそばに残る決意をし、エミリーの両親と向き合うことになります。
泣けポイント:
「愛する人のために、自分は何ができるのか?」
実話をもとに描かれた物語だけに、嘘のない感情が丁寧に綴られています。
文化・家族・病という複雑なテーマを扱いながらも、
作品全体には“笑い”という救いがあり、重くなりすぎないバランスが見事。
クメイルがエミリーの家族との関係を通じて少しずつ「大人になっていく」姿に、自然と心が動かされます。
静かな感動と、じんわりあたたかい涙をもらえる一作です。
マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題:Manchester by the Sea)
あらすじ:
ボストンで孤独に暮らすリー・チャンドラーの元に、兄の訃報が届く。
兄の遺言により、彼は故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーで甥の後見人を務めることになるが、そこは彼にとって“ある痛み”と向き合う場所でもあった。
過去の喪失と現在の葛藤が交差する中で、リーは少しずつ自分自身と向き合い始める。
泣けポイント:
「人生は、やり直せないことだってある。でも、生きるしかない。」
「過去は変えられない」──そんな厳しい現実と向き合いながらも、
人はどうやって生きていくのか。
リーと甥が交わす不器用な会話や沈黙が、“日常の中にある痛み”をひしひしと感じさせます。
静かな港町を舞台に、
感情を大げさに語らず、それでも深く刺さる、珠玉のヒューマンドラマです。
インポッシブル(原題:The Impossible)
あらすじ:
2004年、タイのリゾート地を襲ったスマトラ沖地震。
津波に巻き込まれ、バラバラになった家族5人が、生き延びるため、そして再び出会うために必死に行動する姿を描いた実話ベースの感動作です。
壊滅的な災害のなか、極限状態に置かれながらも、人間の底力と家族の絆が浮き彫りになっていきます。
泣けポイント:
「奇跡ではなく、“意志”で生き延びた――その姿に心が震える。」
津波の恐ろしさをリアルに再現しながらも、本作が伝えたいのは恐怖ではなく、希望とつながり。
母と息子、父と子、傷ついた身体と心が、徐々に助け合いながら再会を信じて動き続ける姿に、
「家族」という言葉の重みをあらためて感じさせられます。
実話であることを知っているからこそ、画面のひとつひとつが重く、
それでも生きようとする力強さが、深い感動を残してくれます。
ショート・ターム(原題:Short Term 12)
あらすじ:
ショート・タームは、家庭に問題を抱える少年少女たちが一時的に暮らす児童福祉施設。
そこで働くグレイスは、子どもたちの心と向き合う日々の中で、自分自身の過去とも向き合うことになります。
傷を抱えた若者たちと、不器用ながらも本気で向き合うスタッフたち。
静かな施設のなかで、少しずつ変化が生まれていきます。
泣けポイント:
「大人だって、抱えてる。だからこそ、本気で寄り添える。」
この映画が描くのは、助ける側もまた、癒やされたい存在であるということ。
グレイス自身が心の奥にしまい込んできた傷を、子どもたちとの交流を通して少しずつ見つめ直していく姿が胸を打ちます。
言葉よりも、目線や間の取り方で伝わる感情の機微が美しく、
派手さはないけれど、確かな優しさが心に残る作品です。
サウンド・オブ・メタル(原題:Sound of Metal)
あらすじ:
メタルバンドのドラマーとして活動していたルーベンは、突如として聴覚を失い始めます。
音の世界を失った彼は、混乱と絶望の中で、ろう者のコミュニティへと身を寄せることに。
過去の自分と決別できずにもがくルーベン。
“音のない世界”で何を感じ、どう生きていくのか——。その過程が静かに描かれていきます。
泣けポイント:
「聞こえない世界に、静かで深い音楽がある。」
聴覚を失ったことを“絶望”とするのではなく、
別の価値観を持った世界との出会いとして描いているのが本作の魅力です。
ろう者たちの穏やかな暮らしや、会話のない時間に流れる空気の豊かさは、
“聞こえない”ことで初めて見えてくるものがあると気づかせてくれます。
ラストシーンの“あの静けさ”には、きっと涙が止まらなくなります。
プロヴァンスの休日(原題:My Summer in Provence)
あらすじ:
都会育ちの3人の子どもたちは、ある夏、南仏プロヴァンスで祖父と一緒に過ごすことになります。
スマホが手放せない思春期の少年たちと、頑固で無口な祖父。
最初はぶつかってばかりだった彼らの関係に、少しずつ変化が訪れていきます。
世代も価値観も違う3人と1人の“ひと夏の同居”が、
ゆっくりと心の距離を縮めていく物語です。
泣けポイント:
「言葉は少ない。でも、大事なことはちゃんと伝わっている。」
南仏ののどかな風景と、静かな時間の流れの中で、
家族の不器用な優しさや再生の物語がじんわりと描かれていきます。
派手な展開はないけれど、
さりげない仕草や何気ない食卓の風景に、ふっと涙がこぼれるようなあたたかさがある。
誰かを許すこと、理解することの大切さを、
心で受け取るような作品です。
心揺さぶる10本、あなたはいくつ観ましたか?
人生に寄り添ってくれる映画は、時に友達よりも頼りになる存在です。
今回ご紹介した10作品は、どれも“涙”の奥に”温かさ”や”希望”を届けてくれる名作ばかり。
感情を揺さぶられたあとに残る静かな感動――
心が疲れたとき、誰かを想いたくなったとき、ぜひもう一度再生してみてください。
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