【シリーズ完全ガイド】『ミッション:インポッシブル』全作品まとめ|あらすじ・見どころを解説!

『ミッション:インポッシブル』シリーズ全8作を紹介する記事のアイキャッチ画像。監視室の背景にタイトル文字が重なる構成。

※このブログでは、ネタバレなしで作品を紹介しています。
初めて観る方にも、安心して楽しんでいただける内容です。


🕶“不可能を可能にする男”イーサン・ハントの軌跡を全8話でたどる

1996年の第1作から始まり、トム・クルーズ主演でスパイアクションの頂点を築いた『ミッション:インポッシブル』シリーズ。
迫力のスタント、緊迫感ある任務、そして仲間との信頼——。一度観たら忘れられない“名アクション映画シリーズ”として、今なお進化を続けています。

この記事では、シリーズ全8作のあらすじと視聴順を初心者にも分かりやすく整理。
さらに各作品ごとに、ここを観てほしい!」というアクションシーンの見どころをピックアップしてご紹介します。

「どの作品から観ればいい?」「あの超絶スタントは何作目?」
そんな疑問を一気に解消。
これから観る人にも、シリーズを振り返りたい人にも役立つ完全ガイドです!

目次

🎬『ミッション:インポッシブル』シリーズとは?

アメリカの人気TVドラマ『スパイ大作戦』(原題:Mission: Impossible)をベースに、1996年に映画化されたのが映画版『ミッション:インポッシブル』シリーズです。
主演はトム・クルーズ。シリーズを通じて主人公イーサン・ハントを演じ、プロデューサーも務める彼の代表作と言えるでしょう。

物語の中心となるのは、IMF(Impossible Mission Force)という極秘スパイ組織。不可能に思える任務に挑みながら、国家や世界を影から救っていく――それがイーサン・ハントの役割です。

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MIFは実在する機関ではなく、映画オリジナルの架空組織です。

シリーズの大きな魅力は、ド派手なアクション」×「緻密な頭脳戦というバランス。
ガジェットを駆使した潜入や変装、仲間とのチームプレイ、そして何よりトム・クルーズ本人が挑む危険なスタントの数々が、毎作話題を呼んでいます。

🔥『ミッション:インポッシブル』シリーズ全作品一覧(公開順)

まずは、これまで公開された映画版『ミッション:インポッシブル』シリーズを、公開順に一覧でご紹介します。基本的にこの順番で観るのがおすすめです。

番号タイトル(日本語)原題公開年監督
第1作ミッション:インポッシブルMission: Impossible1996年ブライアン・デ・パルマ
第2作M:I-2Mission: Impossible 22000年ジョン・ウー
第3作M:i:IIIMission: Impossible III2006年J・J・エイブラムス
第4作ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルGhost Protocol2011年ブラッド・バード
第5作ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイションRogue Nation2015年クリストファー・マッカリー
第6作ミッション:インポッシブル/フォールアウトFallout2018年クリストファー・マッカリー
第7作ミッション:インポッシブル/デッドレコニングDead Reckoning2023年クリストファー・マッカリー
第8作ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニングFinal Reckoning2025年(公開中)クリストファー・マッカリー

📝補足:第7作「デッドレコニング」と第8作「ファイナル・レコニング」は2部作構成ですが、正式タイトルには「PART ONE」「PART TWO」は付きません。


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それでは、各作品の紹介に入っていきますね。

🚀第1作『ミッション:インポッシブル』(1996)

🎬 あらすじ

IMF(不可能作戦部隊)のスパイ、イーサン・ハントは、東欧での極秘任務中に仲間たちを失ってしまう。唯一の生存者となった彼は、任務の失敗と仲間の死を疑問に思い、単独で調査を開始。やがて自らが内通者と疑われる中、CIA内部の陰謀に迫っていく──。

💥 アクションの見どころ

記念すべき第1作にして、今なお語り継がれる名シーンが盛りだくさん。

特に有名なのは、「ワイヤーで吊るされた状態での天井からの潜入シーン」
センサーだらけの高セキュリティ空間に、汗一滴すら許されない緊迫感はシリーズ随一。
トム・クルーズの完璧なバランス感覚と集中力に目を奪われます。

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この宙吊り潜入シーンは今でも“スパイ映画の金字塔”って呼ばれてますよね!

さらに終盤には、TGV(フランスの超高速列車)の屋根でのアクションも登場。
CG技術がまだ発展途上だった時代に、風圧やスピード感をリアルに表現した先進的な演出は見ごたえあり。

🚀第2作『M:I-2』(2000)

🎬 あらすじ

次なる任務は、生物兵器「キメラ」を巡る陰謀。
元IMFのエージェントでありながら裏切り者となったショーン・アンブローズが、恐るべきウイルスを盗み出す。
イーサン・ハントは美しき女泥棒ナイアを仲間に加え、彼女とアンブローズとの因縁も絡む中、死と隣り合わせのミッションに挑む。

💥 アクションの見どころ

この作品の演出を担当したのはジョン・ウー監督。スローモーションや白い鳩など、彼特有のスタイリッシュな演出が光ります。

最大の見どころは、終盤のバイクチェイスからの肉弾戦。イーサンがバイクに乗って砂煙の中を駆け抜け、敵と正面衝突してからの空中ジャンプ→格闘アクションの流れは、まさに“肉体派ヒーロー映画”の極致。荒削りながらも、トム・クルーズのアクション俳優としての進化が感じられる作品です。

🚀第3作『M:i:III』(2006)

🎬 あらすじ

現場を離れたイーサン・ハントは、一般人のジュリアと恋に落ち、婚約して静かな生活を送っていた。しかし、かつての教え子が拉致されたことをきっかけに、再びIMFの任務へ復帰することに。黒幕は、冷酷非道な武器商人オーウェン・デイヴィアン。ジュリアにも危険が及ぶなか、イーサンは愛と任務の板挟みで極限の選択を迫られる。

💥 アクションの見どころ

監督は、後に『スター・ウォーズ』や『スタートレック』を手がけるJ・J・エイブラムス。シリーズ初の“感情に踏み込む”ドラマ性が加わり、より深みのある物語へと進化しました。

アクション面では、バチカン市国での潜入ミッションが最大の見せ場。あの「フェイスメーカー(顔のマスク)」を作るシーンから、壁の上を歩く奇想天外なトリックまで、スパイ映画ならではの緊張感が詰まっています。

さらに、橋の上での爆発シーン→銃撃戦→カーチェイスの連続展開は、まさに息もつかせぬ怒涛の展開。トム・クルーズが“人間兵器”の域に達し始めたと感じさせる1本ですね。

🚀第4作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)

🎬 あらすじ

ロシア・クレムリンでの爆破事件の容疑をかけられたIMFは、政府から存在を否定され“ゴースト・プロトコル”が発動。つまり、支援ゼロで任務を遂行せよという過酷な状況に。イーサンは新たな仲間たちとともに、核戦争を狙う過激な思想家を追って世界を駆け巡る。

💥 アクションの見どころ

この作品の最大の見どころは、なんといってもドバイの超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」登頂&ビル外壁をよじ登るスパイダーウォーク

トム・クルーズ本人が命綱一本で、世界一高いビルの外壁をよじ登る姿はもはや伝説。
思わず手に汗を握るようなリアルな映像と、緊張感が観る者を圧倒します。

また、砂嵐の中でのカーチェイスも映像的に非常にインパクト大。視界ゼロの中での追走劇は、スピードよりも不安感と臨場感が際立ちます。シリーズの中でも、特に“映像美とリアリティの融合”が際立った作品です。

🚀第5作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)

🎬 あらすじ

IMFは政治的な圧力により解体され、イーサン・ハントは指名手配の身に。そんな中、世界中で暗躍する“悪のIMF”とも言える組織「シンジケート」の存在が明らかに。イーサンは正体不明の女性エージェント、イルサ・ファウストと協力しながら、孤立無援の戦いに挑む。

💥 アクションの見どころ

冒頭から全開です。なんと、飛び立つ軍用輸送機にしがみついたまま離陸するイーサン!
これはCGではなく、トム・クルーズ本人が本当に飛行機の外に貼りついたまま8回も撮影したという信じがたい事実。命がけのアクションがリアルなスリルを生み出しています。

また、ウィーン国立歌劇場での暗殺阻止ミッションも見逃せません。音楽、スナイパー、潜入、そして駆け引きが同時進行する、まるでサスペンスの舞台劇のようなシーンは、シリーズ屈指の名場面。

加えて、バイクチェイス in モロッコも必見。トンネル内を逆走しながらのハイスピードな展開は、「これ本当に自分でやってるの!?」と驚かずにはいられません。

🚀第6作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)

🎬 あらすじ

イーサンは、盗まれたプルトニウムの回収任務に失敗し、大量破壊兵器の脅威が世界を覆うことに。IMFの判断を疑うCIAがエージェントのウォーカーを同行させ、思惑が交錯する中、元シンジケートのソロモン・レーンや謎の組織「アポストル」が再び姿を現す。イーサンは“成功か、世界の破滅か”という究極のミッションに挑む。

💥 アクションの見どころ

シリーズの集大成とも言える本作は、スタントとドラマの両立が極まった一作。すべてのアクションが「本物」であり、観る側にもそれが伝わってきます。

最大の見どころは、ロンドンの上空をヘリからスカイダイビングする「HALOジャンプ」
夜の雷雲の中に突入するという状況下で、トム・クルーズは酸素マスクとカメラを装備し、実際に高高度からの実ジャンプという離れ業を披露しています。

さらに終盤のヘリコプター同士の空中バトル in カシミールも圧巻。なんとクルーズ自身がヘリの操縦訓練を受けて操縦しており、CGでは再現できない迫力がそこにあります。

そして忘れてはならないのが、トイレでの格闘シーン。密室で繰り広げられる、イーサン&ウォーカー vs 敵エージェントの肉弾戦は、アクションファンの間でも伝説的なシーンとして語り継がれています。

🚀7作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』(2023)

🎬 あらすじ

世界を支配しかねない高度AI「ザ・エンティティ」が暴走を始め、その行方を握る“鍵”をめぐって各国の組織やテロリストたちが暗躍する中、イーサン・ハントは再び奔走することに。IMF内でもその存在意義が問われる中、過去の因縁を持つ謎の男ガブリエルが立ちはだかり、かつてないほどの“個人的な決断”を迫られる──。

💥 アクションの見どころ

最大の見せ場は、やはりトム・クルーズのバイクで断崖絶壁からジャンプ→パラシュート展開のシーン。
これはもはや“アクション”というより“命懸けの芸術”。ノルウェーの崖で撮影され、ジャンプ本番までに500回以上のスカイダイビング、13,000回以上のバイクジャンプ練習をこなしたという事実が恐ろしすぎます。

さらに、ヴェネツィアでの暗殺回避とカーチェイス、ローマ市街での手錠付きドライブシーンなど、全編がスリルの連続。なかでも列車内でのアクション(壁を登り、車両を飛び移る)は、第1作のTGVアクションの進化系とも言え、シリーズのセルフオマージュとしてもファン必見です🚄。

🚀第8作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(2025)

🎬 あらすじ(※2025年7月現在:公開中/ネタバレなし)

前作『デッドレコニング』の直接の続編として描かれる、シリーズ完結編。イーサン・ハントは、「エンティティ」と呼ばれる人工知能の脅威を完全に止めるため、これまで以上に過酷で、個人的な決断を求められるミッションに挑む。

かつての仲間たち、そして宿敵たちとの再会が、彼の最後の選択に大きな影響を与える──。

💥 アクションの見どころ

監督クリストファー・マッカリー、主演トム・クルーズというおなじみの布陣が、シリーズの最終章にふさわしいスケールで帰ってきました。今回も、トム本人による常識外れのスタントが満載です。

劇場公開中のため詳細は控えますが、予告編や報道から注目されているのは次のようなシーン:

  • 極限の水中アクションで魅せる長回しの緊迫感
  • AIとドローンが絡む現代的な潜入ミッション
  • シリーズ最高難度とも言われる、命がけのスタント

など、これまでのシリーズすべてを“締めくくる”レベルのアクションが目白押しです。

特に注目されているのが、「イーサンの原点と葛藤」に迫る人間ドラマとの融合
最終章にふさわしい重厚な展開が、シリーズに深みを与えています。


👉 『ファイナル・レコニング』単体の詳しいレビューはこちらの記事で!

『ミッション:インポッシブル』シリーズの視聴順は?初心者はどう観るべき?

基本的に、『ミッション:インポッシブル』シリーズはすべて時系列=公開順になっています。
そのため、第1作(1996年)『ミッション:インポッシブル』から順番に観るのがベストです。

ただし、各作品は独立したミッションを描いているため、途中の作品から観てもある程度楽しめます。とはいえ、シリーズ後半(特に5作目以降)は前作とのつながりが強くなっているため、できれば順番通りに視聴したいところです。


『ミッション:インポッシブル』シリーズはどこで観られる?

現在劇場公開中の第8作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』を除いた配信状況です。(※2025年7月時点の情報)

サービス名配信状況
Amazonプライムビデオ◯(配信中)
U-NEXT◯(配信中)
Netflix◯(配信中)
Hulu◯(配信中)
DMM TV×(配信なし)
TSUTAYA DISCAS◯ DVD/Blu-rayレンタル対応
DVD(販売)◯ 新品・中古ともに取り扱いあり
Blu-ray(販売)◯ 新品・中古ともに取り扱いあり

※上記の表は、配信状況を調べる際の参考情報として掲載しています。
配信状況は変更される可能性がありますので、ご視聴・ご購入の際は各サービスで最新情報をご確認ください。

シリーズの魅力を振り返って──“不可能を可能にする”理由

ここまで読んでくださったあなたはもう、イーサン・ハントという男の魅力に気づいたはず。

  • CGに頼らないリアルなアクション
  • トム・クルーズの本気と覚悟
  • 世界各地を舞台にした壮大なスケール
  • 時に失敗し、葛藤しながらも正義を貫く人間味あるヒーロー像

『ミッション:インポッシブル』は、ただのスパイ映画ではありません。
挑戦、信頼、選択、そして覚悟
それらすべてをアクションに刻み込んだ、映画史に残るシリーズなのです。


そして、忘れてはならないのが「あのテーマ曲」。
ラロ・シフリンによる疾走感あふれるあのメロディが流れた瞬間、誰もが“ミッションの世界”に引き込まれてしまいます。

🎵 ちなみに……

作曲はラロ・シフリン(Lalo Schifrin)
オリジナルはTVドラマ『スパイ大作戦』のために1966年に作られたもので、映画版でもアレンジを変えながら全作品で使用されています。

特に『M:I-2』ではロック調、『ゴースト・プロトコル』ではオーケストラ調など、作品ごとにテーマ曲のアレンジも進化
イントロが流れた瞬間に“ミッション感”が高まる、唯一無二の名曲です。

🎬 ラロ・シフリンは他にも
・『燃えよドラゴン』(1973年)
・『ダーティハリー』(1971年)
などの映画音楽を担当。ジャズとオーケストラを融合したスリリングなサウンドで、映画音楽史に大きな足跡を残しました。

🔎 子どもと一緒に観ても大丈夫?年齢レーティングをチェック

『ミッション:インポッシブル』シリーズは、13歳以上を対象としたアクション映画として分類されていることが多く、国によって以下のような年齢レーティングが定められています。

国・地域レーティング内容の目安
🇺🇸 アメリカ(MPA)PG-1313歳未満は保護者の配慮が推奨
🇯🇵 日本(映倫)PG12またはG12歳未満は保護者の同伴が望ましい
🇩🇪 ドイツ(FSK)FSK 1212歳以上を対象
🇦🇺 オーストラリアM15歳未満は保護者のアドバイスが必要

ただし、過激な暴力やグロテスクな描写は控えめで、知的なスパイアクションが中心。
シリーズを通して、親子で安心して楽しめる内容となっています。

特に第4作『ゴースト・プロトコル』以降は、ユーモアや仲間との連携が強まり、中学生以上の家族視聴にもおすすめです。


※ 配信サービスでの視聴時には、念のため各サービスの年齢制限表記をご確認ください。

【参考】映倫公式サイトでのレーティングガイド → https://www.eirin.jp/

🎬 まとめ|まずは1作目から“本物のスパイアクション”を体感しよう

どこから観ても楽しめる『ミッション:インポッシブル』ですが、せっかくなら、最初から順に追いかけて、イーサン・ハントの進化と挑戦の軌跡を体験してみてください。

「ミッション、インポッシブル──完了だ。」

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