涙レベル ★★★★☆ (4/5)
しずかに涙があふれる名作だけを集めた “泣ける洋画特集”。
心をそっと癒す時間をどうぞ。
「今日は、思いきり泣ける映画が観たい」
でも、数ある作品の中からどれを選べばいいか迷ってしまうこともありますよね。
この記事では、Amazonプライムビデオ(アマプラ)で今すぐ観られる“泣ける洋画”を10本厳選してご紹介します。
家族愛、実話に基づく感動作、音楽をテーマにした作品など、涙腺を刺激するストーリーばかりを集めました。
疲れた夜、心を癒したいときに。
あなたの胸にそっと残る“涙の名作”が、きっと見つかります。
Amazonプライムビデオで観られる“泣ける洋画10選”
以下の10作品は、どれも心を揺さぶる“泣ける洋画”たちです。
特に順位はつけず、順不同でご紹介します。
最強のふたり(原題:Intouchables)
あらすじ
パリに住む大富豪フィリップは、事故で首から下が動かなくなり、介護が必要な生活を送っていた。
ある日、彼の元にやってきたのは、スラム出身の無職青年ドリス。
まったく価値観の違うふたりは、やがて思いがけない友情を育んでいくことになる。
実話をベースにした物語で、ユーモアと温かさ、そして生きるエネルギーに満ちた一作です。
泣けるポイント
「境遇も、生まれも、考え方も違っていい。人は、出会いで変わる。」
社会的な“枠”や“差”を超えて、人と人との本質的なつながりがこんなにも強くて優しいのか、と気づかされる作品。
フィリップの静かな孤独に、ドリスのぶっきらぼうな優しさが光ります。
笑って泣ける“実話”という説得力が、何より心に残ります。
こんな人におすすめ
・“実話ベースの友情物語”に弱い人
・重くなりすぎない“前向きな感動”が好きな人
・笑えて泣けるヒューマンドラマを観たい人

CODA あいのうた(原題:CODA)
あらすじ
ルビーは、漁師の両親と兄と暮らす高校生。彼女以外の家族全員が聴覚障害を持つ中、唯一“聞こえる”存在として、幼い頃から通訳役を担ってきました。
そんな彼女が学校で出会ったのは「歌」という新たな表現。音楽の世界に惹かれる一方で、家族と過ごす時間、家業の手伝いとの両立に悩み、心が引き裂かれるような葛藤を抱えることになります。
泣けるポイント
「家族のために夢をあきらめるべきか」「自分の人生を生きるとはどういうことか」。
家族愛を描いた映画は数多くありますが、ここまで誠実で、やさしさに満ちた作品にはなかなか出会えません。
こんな人におすすめ
・家族の愛が“言葉以外”で描かれる物語に心をつかまれる人
・夢を追う主人公を応援しながら泣きたいとき
・優しさと切なさが同時にこみ上げる感動作を探している人
ワンダー 君は太陽(原題:Wonder)
あらすじ
生まれつき顔に障害を持つ10歳の少年・オギーは、長い間ずっと自宅学習で過ごしてきました。
しかし5年生になったある日、ついに普通の学校へ通い始めることに。
クラスメイトの視線や無言の偏見、初めての友だち、
小さな世界の中で、オギーは自分らしく生きる強さを少しずつ育てていきます。
泣けるポイント
この映画が涙を誘うのは、決して“可哀想だから”ではありません。
オギーの勇気はもちろん、彼を見守る家族の愛、葛藤する姉、変化していくクラスメイトたち。
誰もが「大切にされたい」「理解されたい」と願う気持ちが、登場人物それぞれの視点から丁寧に描かれています。
ラストのスピーチは、思わず頷きながら涙がこぼれてしまう名シーンです。
こんな人におすすめ
・家族や友だちの“思いやり”に胸が熱くなる映画が好きな人
・子どもを描いた成長物語で自然と涙がこぼれるタイプの人
・観終わったあと、やさしい気持ちに包まれたい人

素晴らしきかな、人生(原題:Collateral Beauty)
あらすじ
ニューヨークの広告代理店で働くハワードは、最愛の娘を亡くし、深い悲しみの中で心を閉ざしてしまいます。
職場にも姿を見せず、彼が向き合っていたのは「愛」「時間」「死」という抽象的な存在。
彼はそれぞれに手紙を書き続ける日々を送っていました。
そんなある日、彼の前に“その3つ”を名乗る人物たちが現れ、彼の世界が少しずつ動き始めます。
泣けるポイント
「愛」「時間」「死」
人が生きるうえで避けて通れないテーマが、静かで優しい語り口で心に染みてきます。
一見ファンタジーのような構成の中に、人生の痛みや喪失にそっと寄り添う言葉のあたたかさがあります。
終盤、ハワードが自分の心と真正面から向き合う瞬間には、観る人それぞれの悲しみや過去と重なって、自然と涙がこぼれるはず。
「それでも人は生きていける」と静かに教えてくれる、再生の物語です。
こんな人におすすめ
・“喪失から立ち上がる物語”に弱い人
・人生の意味や、人とのつながりを見つめ直したい気分のとき
・静かに心がほどけていくタイプのヒューマンドラマを求めている人
ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(原題:The Big Sick)
あらすじ
クメイルはシカゴでスタンドアップコメディアンとして活動している青年。
大学生のエミリーと恋に落ちたふたりは、文化の違いに戸惑いながらも距離を縮めていきます。
しかし突然、エミリーが原因不明の病で倒れ、昏睡状態に。
クメイルは彼女のそばに残ることを決意し、エミリーの両親と向き合っていくことになります。
泣けるポイント
「愛する人のために、自分は何ができるのか?」
クメイルがエミリーの家族との関係を通じて、少しずつ「大人になっていく」姿は静かな感動を呼びます。
実話だからこそ嘘のない感情が丁寧に綴られ、笑いと涙のバランスが絶妙な一作です。
こんな人におすすめ
・“笑いの中にしっかり泣ける”実話系ロマンスが好きな人
・家族や文化の違いを乗り越える物語に胸が熱くなる人
・重すぎないのに心にしみる“優しい感動”を味わいたい夜
きみに読む物語(原題:The Notebook)
あらすじ
1940年代。ノアとアリーは、身分も育ちも違うふたり。
夏の避暑地で出会った瞬間から強く惹かれ合い、忘れられない恋を育んでいきます。
しかし両親の反対、生活の厳しさ、時間の流れ、さまざまな現実に押し流されるように、ふたりは別々の人生を歩むことに。
それでも“あの夏”の想いは消えることなく、ずっと心の奥で互いを忘れられずにいました。
年月を経て、ふたりが再び向き合うとき、その愛がどれほど深かったのかが明らかになります。
泣けるポイント
この映画が胸を揺さぶるのは、「運命」「選択」「記憶」
恋愛映画の核となるすべてが、真正面から描かれているから。
・幸せな日々
・苦しい別れ
・どうしても忘れられない想い
誰もが一度は心に抱いた記憶と重なり、とくに後半の“ある真実”が明らかになる場面では、あたたかい涙が止まりません。
恋愛映画の王道にして頂点とも言える一本。
「こんなに愛されたい」「こんな愛を信じたい」と願う気持ちが、静かに満たされていきます。
こんな人におすすめ
・“一生忘れられない恋”を丁寧に描いた純愛ストーリーが好きな人
・切なくて、でも温かい“永遠の愛”に涙したい夜
・静かな感動で余韻を残すラブストーリーを求めている人

チョコレートドーナツ(原題:Any Day Now)
あらすじ
1970年代のアメリカ。
ゲイのカップル、ルディとポールは、同じアパートに住む知的障害を抱えた少年マルコと出会います。
親から適切なケアを受けられず、孤独に生きるマルコ。
ルディとポールは、彼を救いたい一心で“3人の家族”として暮らし始めます。
しかし当時の社会は、LGBTQへの偏見が根強く、ふたりの“普通の家族として生きたい”という願いは容赦なく踏みにじられていきます。
それでも3人は、愛情とユーモアで小さな幸せを積み重ねていくのですが……。
泣けるポイント
「これは実話をもとにした物語」。
その一文だけで胸がぎゅっと締めつけられます。
知的障害を抱える少年マルコの無垢な笑顔、
彼を守りたい一心で立ち向かうルディとポールの姿、
そして、社会の壁に何度も押し戻されてしまう現実——。
3人が築こうとする“家族”は、決して特別なものではなく、ただ「一緒に生きたい」という当たり前の願いにすぎません。
だからこそ、彼らの小さな幸せが脅かされる瞬間、観ている側の心も静かに、でも強く揺さぶられます。
ラストに訪れる余韻は、胸の奥にそっと広がり、観終わったあとも長く消えません。
優しさと痛みが入り混じる涙が、じんわりと流れる一作です。
こんな人におすすめ
・“理不尽な現実の中でも守りたい愛”に心を動かされる人
・家族の形や多様性を深く描いたドラマで涙したいとき
・静かに、でも強烈に胸を締めつける感動作を求めている人
あと1センチの恋(原題:Love, Rosie)
あらすじ
幼なじみのロージーとアレックス。
お互いを大切に思っているのに、その気持ちを伝えられないまま大人になっていきます。
・恋人ができる
・遠距離になる
・人生が思いどおりに進まない
すれ違いばかりのふたりは、近いようで遠い“あと1センチ”の距離を埋められずにいました。
それでも互いの幸せを願い続ける気持ちが、時間の流れとともにより深く、切なく形を変えていきます。
泣けるポイント
「あと少しの勇気さえあれば」
その“たった一歩”が踏み出せないもどかしさに、胸が締めつけられます。
素直になれなかったり、タイミングを逃したり、気持ちを伝える勇気が持てなかったり。
誰もが一度は味わったことのある感情が、ロージーとアレックスの関係を通して丁寧に描かれます。
ふたりのすれ違いが積み重なるほど、「今こそ言って…!」と願わずにはいられない切なさがこみ上げ、ラストは静かであたたかい涙へと変わっていきます。
こんな人におすすめ
・“すれ違いの恋”に弱く、じわっと胸が痛む物語が好きな人
・友情と恋愛の境界線で揺れる切ない関係性に浸りたい夜
・ハッピーすぎない、“現実味のあるロマンチックさ”を求めている人
サウンド・オブ・メタル(原題:Sound of Metal)
あらすじ
メタルバンドのドラマーとして活動していたルーベンは、突如として聴覚を失い始めます。
音の世界を失った彼は、混乱と絶望の中で、ろう者のコミュニティへと身を寄せることに。
過去の自分と決別できずにもがくルーベン。
“音のない世界”で何を感じ、どう生きていくのか。その過程が静かに描かれていきます。
泣けるポイント
「聞こえない世界に、静かで深い音楽がある。」
聴覚を失ったことを“絶望”として描くのではなく、まったく別の価値観を持つ世界との出会いとして描いているのが本作の魅力です。
ろう者たちの穏やかな暮らしや、会話のない時間に流れる空気の豊かさは、“聞こえない”ことで初めて見えてくる世界の広がりをそっと示してくれます。
ラストシーンの“あの静けさ”には、きっと涙が止まらなくなります。
こんな人におすすめ
・“喪失からの再生”を丁寧に描いたヒューマンドラマに触れたい人
・音にまつわる感覚の変化や、生き方の選択を重く深く受け止めたい夜
・派手な演出より、静かに心を揺らす“内面のドラマ”が好きな人
プロヴァンスの休日(原題:My Summer in Provence)
あらすじ
都会育ちの3人の子どもたちは、ある夏、南仏プロヴァンスで祖父と一緒に過ごすことになります。
スマホが手放せない思春期の少年たちと、頑固で無口な祖父。
最初はぶつかってばかりだった彼らの関係に、少しずつ変化が訪れていきます。
世代も価値観も違う3人と1人の“ひと夏の同居”が、ゆっくりと心の距離を縮めていく物語です。
泣けるポイント
「言葉は少ない。でも、大事なことはちゃんと伝わっている。」
南仏ののどかな風景と、静かな時間の流れの中で、家族の不器用な優しさや再生の物語がじんわりと描かれていきます。
さりげない仕草や何気ない食卓の風景に、ふっと涙がこぼれるようなあたたかさがある。
誰かを許すこと、理解することの大切さを、心で受け取るような作品です。
こんな人におすすめ
・家族のすれ違いが“ゆっくりほどけていく物語”に弱い人
・風景に癒やされながら、静かな感動を味わいたい人
・心がじんわり温まる“やさしい涙”がほしい人
心揺さぶる10本、あなたはいくつ観ましたか?
人生にそっと寄り添ってくれる映画は、ときに友達よりも頼もしい存在です。
今回ご紹介した10作品は、どれも“涙の奥にある《温もり》や《希望》”を届けてくれる名作ばかり。
心を揺さぶられたあとに残る、静かな余韻。
心が疲れたとき、誰かを想いたくなったとき、ぜひもう一度再生してみてください。
Amazonプライムビデオ(アマプラ)なら、心をそっと揺らす物語たちに、今すぐ出会えます。



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